土地売買はどうやって行われる?
土地の売買は、土地を購入したい買い手側もしくは、土地を売却したい売り手側が、不動産会社に依頼し、土地の場所や面積、予算、利用目的など土地の売買に必要とする要望や条件を伝えることから始まります。
不動産業者は、売買を希望する売り手または、買い手の土地の現在の市場価値を査定し、買い手と売り手に提示します。土地の市場価値は、土地の位置、近隣の施設、アクセスの便利さ、将来の開発計画などによって決められるものとなっています。
買い手と売り手は、土地の価格や支払い方法、引き渡し時期やその他希望することなどの条件についての交渉を行ったのちに、売買契約書の作成を行います。
売買契約書には、土地の詳細な情報、価格、引渡し条件、売買の条件など売り手と買い手が合意した条件に基づいて作成されます。
売買契約書が作成された後、土地の法的な所有権や負担物(抵当権、担保物権など)を調査するために、不動産業者や弁護士が関連する文書や登記簿の確認が行われていきます。
買い手側は、土地の購入のための資金の調達を行っていきます。
すべての準備が整ったら、売買契約を交わし、土地の購入代金を支払う決済を行った後に、土地の所有権の譲渡も行われます。
土地の所有権の譲渡は、不動産登記所に所有権移転の申請を行い、土地の新たな所有者となる買い手の名義が登記されます。
売買契約書で取り決めた引渡し日に、売り手は土地を買い手に引き渡しを行い、買い手が土地の実際の管理や利用ができるようになり売買は終了となります。